蒸気機関車を通じて、子どもたちに地域の魅力を発見してもらうプロジェクト。
上越線高崎〜水上駅間を走る蒸気機関車『SLみなかみ号』(「D51形498号機」と「C61形20号機」)の客車を”教室”に見立て、SLの車体や車窓から見える風景を活用して授業を行う、走るSL教室。
SLが現代に走り続ける意味を改めて捉え直した当企画は、SLみなかみ号が沿線の歴史を魅せるように市街地、産業地、川、田畑、山間を低速で走抜けることから、地域の歴史や魅力を伝える役割として再定義した。
2017年11月、モニターツアーをとして高崎市の小学生40人を乗せて運行。
停車駅で地元のネイチャーガイドらが先生として入れ替わりながら、地域の歴史や群馬の豊かな自然について全4限の課外授業を行った。
ツアー後、子どものための冊子「上越線の教科書」を作成し、地域の小学生に配布。各ページと車窓の風景が連動するこの教科書を持ってSLに乗り込めば、いつでも走る教室を楽しむことができる。
本事業は上越線を中心に展開し、他の路線にも拡大予定。
弊社は企画立案、プロジェクトデザイン等を担当。