金沢市金石(かないわ)町において、まちの複合施設をつくるプロジェクト。
金沢駅から車で15分の場所に位置する金石町。そこには小さな港と広い空、豊かな緑が広がり、地元に暮らす人々の日常があります。
このプロジェクトは、世界的観光都市として知られる中心部の「金沢」に加えて、リアルな日常の魅力も多くの人に知ってほしい。また、地元の人にも忘れがちなまちの可能性を再発見し、誇りをもって伝え、表現して欲しい。そんな想いから始まったプロジェクトです。
2階建の当施設には、メインエントランスがなく、まるで小さな丘を囲むように3つの建物が向かい合います。「たべる・つくる・はたらく・選ぶ・遊ぶ・植える・知る」など様々なアクティビティを組み合わせることで、ショートトリップの観光客から、年に数度訪れるワーカー、そして生活をしている現地の人など、短い時間と長く続いていく時間のどちらにも応える、公園のような空間を目指します。
施設名称である“コッコレ(coccolle)”とは、ラテン語で小さい丘を意味する“colle”と、集まることを表す“co”を組み合わせることで空間の楽しさを表現し、「まちのこれから」が集まる面白い場所になってほしいという願いを込めました。
弊社は、コンセプト立案・ネーミング・プロジェクトマネジメントの側面からサポートを行い、2016年秋の開業に向けてプロジェクト推進を行っています。